思い出 - 2010.06.26 Sat
6月の梅雨の頃になると、義母(夫の母)を
思いだします。
5~6年前になるでしょうか。
義母が日本へ遊びに来たその日は
梅雨の真っ只中だというのに、
すっきり晴れた美しい日でした。
私は久しぶりに会う義母のために
大分県の別府温泉旅行を計画しました。
中国の田舎で生まれ育った義母にとっては、
なにもかも初めての体験。
初めての外国、初めての飛行機、
初めてのエスカレーター、初めての温泉。
なのに、おろおろする様子もなく
義母は楽しそうに、初めての外国(日本)を
満喫していました。
エスカレーターに乗る時は、数秒足をとめ
目を泳がせながら、乗るタイミングをはかっている。
温泉に入るときは「下着も脱ぐの?」と
複雑な表情をして尋ねられました。
水族館ではサメに交じって泳ぐ美しい魚たちに
目を見張り、魚を指差しながら夫になにやら訴えている。
何と言っているのか尋ねてみると
「うん、あの魚は唐揚げがおいしいだって。」
「・・・。」(笑)
香港に住んでいたころ中国人の友人に聞いたことがある。
「中国人はね、飛ぶものは飛行機以外、
4つ足は机以外、全部食べる」と。
義母を家に連れていったとき、
私は思わず猫を隠しました。(笑)
でも義母は「かわいいねぇ~」と目を細くして
猫を抱きあげたので、ちょっとホッとしました。
猫は煮付けがおいしい…とは言わなかったです。(^^;)
なにもかも初めての義母はたじろぐことなく
つかの間の日本を楽しんで帰りましたが
食事だけは口に合わなかったようでした。
刺身も、すしも食べられなかったのですが
唯一「ちゃんぽん」は、おいしいと完食しました。
そうです。ちゃんぽんは長崎の中華街で
おなじみの中華料理の元祖なのです。
あれから数年・・・6月が来ると、
あの時のことを思い出します。
梅雨なのに、義母が日本にいた1週間は
本当にお天気が良かったのです。
きっと義母は、普段の"行い"が良いのだと思いました。
思い出はひとコマ、ひとコマ止まって見える。
ぬけるような青空と、美しい紺碧の海を背景に
写った当時の写真をながめながら、
もどることのない「あの時」に想いをはせる。
そうだ、もっと写真を撮らなくちゃ!
自分も周りも、今という瞬間は二度と戻らないから。
仕舞い込んでいたカメラを、あわてて引っ張り出す私。
これからもっと「今この時」を
大切にしていきたいと思います。^^
思いだします。
5~6年前になるでしょうか。
義母が日本へ遊びに来たその日は
梅雨の真っ只中だというのに、
すっきり晴れた美しい日でした。
私は久しぶりに会う義母のために
大分県の別府温泉旅行を計画しました。
中国の田舎で生まれ育った義母にとっては、
なにもかも初めての体験。
初めての外国、初めての飛行機、
初めてのエスカレーター、初めての温泉。
なのに、おろおろする様子もなく
義母は楽しそうに、初めての外国(日本)を
満喫していました。
エスカレーターに乗る時は、数秒足をとめ
目を泳がせながら、乗るタイミングをはかっている。
温泉に入るときは「下着も脱ぐの?」と
複雑な表情をして尋ねられました。
水族館ではサメに交じって泳ぐ美しい魚たちに
目を見張り、魚を指差しながら夫になにやら訴えている。
何と言っているのか尋ねてみると
「うん、あの魚は唐揚げがおいしいだって。」
「・・・。」(笑)
香港に住んでいたころ中国人の友人に聞いたことがある。
「中国人はね、飛ぶものは飛行機以外、
4つ足は机以外、全部食べる」と。
義母を家に連れていったとき、
私は思わず猫を隠しました。(笑)
でも義母は「かわいいねぇ~」と目を細くして
猫を抱きあげたので、ちょっとホッとしました。
猫は煮付けがおいしい…とは言わなかったです。(^^;)
なにもかも初めての義母はたじろぐことなく
つかの間の日本を楽しんで帰りましたが
食事だけは口に合わなかったようでした。
刺身も、すしも食べられなかったのですが
唯一「ちゃんぽん」は、おいしいと完食しました。
そうです。ちゃんぽんは長崎の中華街で
おなじみの中華料理の元祖なのです。
あれから数年・・・6月が来ると、
あの時のことを思い出します。
梅雨なのに、義母が日本にいた1週間は
本当にお天気が良かったのです。
きっと義母は、普段の"行い"が良いのだと思いました。
思い出はひとコマ、ひとコマ止まって見える。
ぬけるような青空と、美しい紺碧の海を背景に
写った当時の写真をながめながら、
もどることのない「あの時」に想いをはせる。
そうだ、もっと写真を撮らなくちゃ!
自分も周りも、今という瞬間は二度と戻らないから。
仕舞い込んでいたカメラを、あわてて引っ張り出す私。
これからもっと「今この時」を
大切にしていきたいと思います。^^